みなさんはニキビ対策には何をしていますか?ニキビ専用の化粧水を使ったり、皮脂汚れをしっかり落とすといった感じでしょうか。実は、ニキビができにくいお肌にするためのスキンケアとして、顔そりが注目を浴びています。皮膚科医のドクターたちも、本やブログで顔そりがニキビに効果があると言っています。では、なぜ顔そりがニキビ予防に良いのか、見ていきましょう。

 


ニキビができる理由は、毛穴の詰まりによるアクネ菌の増殖


ニキビは、肌の角質が厚くなり、硬くなることで毛穴がふさがり、そこに皮脂が詰まることが原因です。その詰まった皮脂を栄養分にして、アクネ菌が過剰繁殖することでニキビは悪化します。そのようなニキビを、顔そりによって改善できるというのはどういうことでしょうか。

 


顔そりで角質が厚くなることを予防!毛穴詰まりしにくい肌に


ニキビの原因の第一歩は、肌の角質が厚く硬くなることです。顔そりをすると、肌のピーリング効果があり、厚く硬くなって毛穴をふさいでいる角質を取り除くことができます。そうすることで、洗顔の際に皮脂汚れを落としやすくなります。また、毛穴に詰まった皮脂に雑菌が繁殖してニキビの悪化をまねきますが、繁殖する雑菌を招いているのは顔の毛です。顔そりで毛がなくなることで、皮脂につく雑菌を減らすことができます。

 


定期的な顔そりでニキビ予防。肌質もやわらかく


さらに、定期的に顔そりをすることで、角質が硬くなることを防ぎ、肌の新陳代謝もあがります。新陳代謝が上がると、皮膚の細胞が生まれ変わり、毛穴が硬くなるのを防ぐこともできます。このように、顔そりをすることで、ニキビ予防にとってプラスのサイクルが生まれるのです。

 

参考

赤須医院院長 赤須玲子(2009)『赤ちゃん肌に変わる「顔そり」スキンケア』マキノ出版
よしき皮膚科クリニック銀座院長 吉木伸子(2013)『素肌美人になるためのスキンケア基本事典』池田書店